19セルテートLT5000D-XHの購入直後インプレとトラブル発生

19セルテートLT5000D-XHインプレ

19セルテートLT5000D-XHのレビューとトラブル発生までの涙の記録です。

前回購入までの経緯をたらたらと書かせてもらっていましたが、ようやく届きました19セルテートLT5000D-XH。

19セルテート購入までの経緯はこちら

ファーストインプレッション

触ってみて最初の感想は「ヌッルヌル!」「しかも回転超軽い〜!」という小学生みたいな感想でした。
出会って5分も経っていませんがこのセルテートに完全に惚れました。

回転は非常に軽くノイズレスなのですが、トルク感もしっかりあり乾いた感じの軽さではありません。

このセルテートはLT5000D-XHとなり、19セルテートの現在のラインナップの中では最も大きい番手でしかもハイギアモデルです。

ですのでギアサイズも大きくハイギアという条件なのにも関わらず、まったく巻きの重さを感じさせずここまで軽やかにそしてスムーズに巻けるのはもはや驚きを超えて感動的ですらあります。

巻いた感触はシルキーというよりはヌルヌルという方がしっくりきます。

比較するために知り合いから15ツインパワーSWの5000番を借りて巻き比べさせてもらったのですが、ツインパワーSW5000も回転はスムーズでトルクも十分ありつつも、回転の軽さと巻き上げの力強さどちらもセルテートの方が圧倒的に上です。

そのツインパワーSWを持っている知り合いは普段あまり機材の細かな性能差など気にしない人間なのですが、セルテートを回した時は「すげえ!」と言っていました。

一度でも手に取れば、この19セルテートの凄さは誰もが理解できるレベルだと思います。

実際に使ってみて

その後、早速サーフ・堤防などのジギングに使ってみましたがジグの巻き上げがとにかく軽くてスムーズに巻けます。
繰り返しになりますがハイギアというのをまったく感じさせない巻き上げのパワーです。

重めのジグでもスムーズに巻けるおかげでテンポ良くジャーキングやシャクリができるため、無駄な力を入れる必要が無くなり身体的な負担も少なくなった印象です。

実際に青物(ワカシ、スマカツオ、ショゴなど)も釣りましたが、ドラグの出方も非常にスムーズで安心感のあるファイトが楽しめました。

よほどのサイズの青物でも掛からない限りは堤防やサーフにおけるリールのパワー不足は無いだろうという安心感があります。

このあたりはやはりモノコックボディによる剛性感などが寄与しているのかなと思います。

19セルテートのモノコックボディイメージ
19セルテートのモノコックボディイメージ

セルテートのモノコックボディの分かりやすいイメージ。
シマノの機種のようにボディを張り合わせる形ではなくボディのコア部分が一体成型のモノコック構造となっています。

このモノコックボディに対して、両サイドのハンドル軸部分にエンジンプレート(上の画像のハンドル軸のオレンジの箇所)と呼ばれるプレートをはめ込んでボディを密封しています。

ですのでリールの中心部分とも言えるリールフットからリール中心部までが強固な一体成型ボディとなっていて、そのボディによってローターやハンドル軸という負荷が掛かる部分を支えられるので、結果的にリール全体の剛性が高くなり、それによって荷重による歪みなどに対して非常に高い耐久性を持つこととなる、というイメージです。

もちろんボディはすべて金属製となっていて、ローター部はダイワの軽量樹脂素材のZAION製のローターとなります。

余談ですが、このフルメタルボディ+軽量樹脂ローターという組み合わせはシマノの17ツインパワーXDも同じ組み合わせですね。

17ツインパワーXDも15ツインパワーのフルメタルボディをベースにCi4+製軽量ローターを搭載して耐久性と軽量性を両立させている機種となります。

で、この19セルテートを使用していて気になった点として、これはダイワATDの特徴でもありますがドラグの出方が若干負荷が掛かった初動のみ出やすい印象です。
結構締めていても初動は想定より早い段階で出る感じですね。

とはいえその後はちゃんと追随してくれて、初動以外では出るべきところで出て、それ以外では無駄に出ないので特に不満ということはありませんが、慣れないうちは無駄に締めてしまうかもしれません。

あと購入から1ヶ月程度経過したあたり(3回釣行で使った程度)で当初のヌッルヌル感は無くなってきました。

引き続き回転は滑らかでシルキーではありつつも、おそらくグリスが馴染んだり飛んだりしたからか初期に比べるとサラサラとした感触になってきました。
巻き始めは気持ち購入当初より軽くなったかな?という感覚。

その他空回し時にかるーくシャラシャラという音が鳴るようになりましたが、まあこのへんは完全に無音のリールというのも無いだろうという感覚であまり気になりませんでした。

トラブル発生

という感じで多少の気になった点はありつつも特段の不満も無く「こんな素晴らしいリールを私なんかが使っていて良いのだろうか…」などと考えながら、日々愛着が増していく感じで愛用していたのですが、今回も「その日」がやってきました。

その日はいつも突然やってきます。

購入からちょうど2ヶ月程度経過したタイミングで、その日は堤防からのジギングをやっていました。
使用回数はその日で5回目でした。

いつも通り40gのジグを投げて巻いて投げて巻いて…としている最中に「ゴリッ」という感触。
で、そのまま「ゴリゴリゴリゴリ…」という音とともに回転が異常に重くなるという事態へ。

感覚としてはコーヒー豆を挽いているような感覚です。
カルディアの時とは違った感覚で、明らかにメインギアがおかしくなったというのが分かりました。

釣りを一時中断して一緒に来ていた知り合いにも渡して触ってもらったのですが「ギアの異常だな…」と、まあ当たり前ですけど同じ感想を述べられました。

その後、軽く回し続けていたら徐々に回転の重さは緩和して異音も薄れてきたので、ギアに何かが噛んでいたのか?などとも思ったのですが、完全には治らなかったためそのまま最寄りの行きつけの釣具屋に即持ち込みました。

店員さんに事情を話しながら見てもらいましたが、外観も綺麗でまだ5回しか使っていない(購入から2ヶ月程度しか経過していない)という状況も理解して頂き、かつ「そもそもセルテートはそんなに簡単に壊れる機種じゃないですからね」ということも言って頂き「これはクレームで出すべきですね」という店員さんの判断から初期不良によるクレームとしてダイワへ入院となりました。

現在まだダイワからの連絡がないため初期不良による無償修理が通るかは分からない状況となります。
また進捗があればブログにて更新する予定です。

悲しみに暮れて

これでカルディアに続いてセルテートも購入からわずか2ヶ月程度でトラブル発生ということになりました。

正直自分の使い方がなにかおかしいのか?とも思ったんですが、今までストラディック使ってきていてノーメンテで3年くらいすでに使ってますが何もトラブル起きていないんですよね…

で、別にアンチダイワとかでは無いですし、シマノ持ち上げてダイワ下げたい訳でもないんですけど(というかアンチならカルディア壊れて即セルテート買わないでしょうし)ちょっと残念な状況になっています。

カルディアに関しては記事にも書かせてもらっている通り、そもそも軽量化を重視している機種となり、その分耐久性が弱いというのは機種のコンセプトとしても理解できるため、3回目で壊れたというのはもちろんすげー残念ですが納得せざる得ないかなという感覚です。

ただセルテートはそうではないので、これで普通に修理代請求されてもさすがに納得できないだろうなぁと思います。
セルテートってダイワの中でもイグジストに次ぐハイグレード機種で、かつ耐久性特化な機種の訳ですからねぇ…

ハイグレードな機種だけではないとは思いますが、中でも上位機種に求められるものっていうのは単純な性能や機能だけではなく、所有欲を満たすことや高価格に対する納得感、そして大事なのは「ガッカリさせないこと」だと思います。

あくまでも私の運が悪かったのかもしれませんが、セルテートに求められるユーザーの期待(耐久性など)を裏切ることになってしまうというのは、ユーザーからするとガッカリしてしまいますし少し悲しいですね。

もちろん人の手によって作られているモノですし、メカである以上不具合やトラブルが絶対無いというのは有り得ないのも理解しているので、単純に初期不良だったから対応します、となれば仕方ないねとなりますし良いんですけども。

いやはやどうなることやらです。

修理された19セルテートが戻ってきました!詳細はこちら

コメント

  1. […] […]

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