私にとっての4000番という深淵

4000番という深淵リール

シーバスからライトショアジギングまで使える最も汎用性が高いと感じる4000番リール。しかし私にとってはその4000番が最も沼になってしまっている気がします。

4000番という番手。
ライトショアジギングをやっている人たちから最も使われている番手ではないでしょうか?

以前にもこんな記事を書いています。

昨今のリールを取り巻く環境

最近はコンパクトボディなども増えてきて番手も細分化が進んできていますが、その中でも4000という番手は最も汎用性が高い番手だと思います。
シーバスやサーフでのフラットフィッシュはもちろん、軽めの青物や磯でのヒラスズキなど…対象となるシチュエーションは幅広いです。

私自身、今からソルトショアやりたい!という人がいれば間違いなく4000番を勧めると思います。
4000番のリールが1個あればそれだけでとりあえずライトなソルトショア全般楽しめると思うからです。

が、私の場合はその4000番が非常に悩ましい番手となってしまっています。

私の場合

まず私の現在の所持リールは…

・15ストラディックC2000HGS
トラウト用
自分が釣りを始めた時に初めて買ったリール
未だにノーメンテで問題なしの超優等生
最近はトラウトから離れてしまっているので放置気味…

・17ツインパワーXD C3000XG
シーバス・本流トラウト用
もともと使っていた本流トラウトやシーバス用の15ストラディック3000XGMからの買い替えで最近購入
同じく最近はトラウトから離れているため主に港湾シーバス用に買い替え

・18ストラディックSW4000XG
ライトショアジギング・シーバス用
主にライトショアジギング用リールのサブ機として中古で超美品の格安のものを見つけたため購入
シーバスにも使える番手だが少し重い

・19セルテートLT5000D-XH
ライトショアジギング用
今最も使用頻度が高いライトショアジギング用のメイン機
もともとカルディアを使っていたが購入後3ヶ月で内部入水によるギア全錆発生で天に召されたため、より耐久性のあるセルテートを購入
カルディア同様に購入直後に原因不明のピニオンギア破損が発生したが、最近無償修理から戻ってきて復活

というラインナップとなっています。

17ツインパワーXD C3000XG、18ストラディックSW4000XG、19セルテートLT5000D-XHを並べた図
左:17ツインパワーXD C3000XG 中:18ストラディックSW4000XG 右:19セルテートLT5000D-XH

私の愛用リールたち(ストラディックC2000HGSは別の場所に…)

で、トラウト用の2000番とシーバス用のC3000番リールは今回の議題には関係なく、主に4000番〜5000番の部分での悩みとなります。

なにを悩んでいるのか?

ずばりなんやねんという話なのですが、本来的に4000番と5000番であれば、当然4000番の方が軽量であり、その分負荷の軽い釣りのために使うというのが当然な話だと思います。

しかしながら私の手持ちの場合、19セルテート5000と18ストラディック4000だと18ストラディックの方が重いんですよね…

19セルテートLT5000D-XH:295g
18ストラディックSW4000XG:305g

パッと見るとその差はたったの10gで大して変わらないわけなのですが、しかし5000番が295gである以上4000番に求められる重量としては重いなぁと感じているわけです。

なので私の場合は重量的なタックルバランスを考えると、ショアジギ用ロッドのコルトスナイパーSS96MにストラディックSW4000を付けて、シーバス用ロッドのバリスティック102MHにセルテートを付けるというちぐはぐな感じになってしまいます。

手持ちのロッド重量は下記

コルトスナイパーSS96M:225g
バリスティック102MH:177g

仮に5000番を19セルテートの295gを基準とする場合、4000番は250g前後くらいのものであれば、コルスナに295gのセルテート、そしてバリスティックには250g前後のものを付けて、ちょうどいい具合に使い分けができるんですよね。

295gと250g
たったの45gではあるんですけども、現在のタックル合計重量の177g+295g=472gからすると45g変わると約10%の軽量化になります。

10%変わると丸1日投げた場合の身体的な負担はかなり変わってくると思いますし、キャスタビリティも向上するかなと…

さらに言うと、じゃあ例えば235gのセルテートLT-4000CXHにしてもっと軽く…とも思うのですが、とはいえバリスティック102MHのような10ft以上のロッドの場合は軽くしすぎても先重りしてしまうことが懸念になってきます。
(現在バリスティック102MHに295gのセルテートを付けていて、先重りもほとんど感じずちょうど良い感じではあります)

そして4000CXHはコンパクトボディとなるのでボディ自体は3000番となり、ライトショアジギングをメインにする場合は少しだけ心細いかな…とも思います。

あと私は変な部分が引っかかってしまっていて、今19セルテートの5000番を使っていますが、番手違いで同じリール買うのってなんとなく嫌なんですよね…

私は特にメーカーに拘りもなく、特定機種に対する思い入れや拘りもあまり無いので、どうせリール買うなら色々と使ってみたいという考えがあります。

19セルテートはたしかにすごく良いんですけども、でもだからといってそれで揃えていくのはもったいない気がするんですね。

ですので、妙な拘りが無いのであれば、現行機種の中で考えるとセルテートを追加する形でコンパクトボディのLT5000D-CXHを買うのが正解な気がしていますが、LT5000D-XHと5000D-CXHの2台持ちってなんだかなぁと思いません??
あ、思いませんか…なるほど…

というかダイワのセルテートの製品ページでも5000D-CXHが全番手中で最も対象が多いんですよね。

LT5000D-XH:ショアキャスティングゲーム、 ライトジギング、ヒラスズキ
LT5000D-CXH:サーフ、ショアキャスティングゲーム、 ヒラスズキ、シーバス、 ライトジギング、大型トラウト

もちろん各番手によって目的が違うので対象魚種が多いから偉いわけでもないのですが、とはいえ冒頭で書いたとおり4000番ボディが最も汎用性高いというのはあるなぁと思います。

結局どうしたいのか?

で、だらだらと愚痴のようなものを書いているのですが、じゃあどうしたいのか?というと…
ツインパワーXDの新型に期待するぞ!ということです。
(後継モデルが出るのか分かりませんが)

え?20ツインパワーの4000番じゃないの?って思われる方もいるかもですけど、友人が買おうとしているのでそこは譲るべきかと考えています(笑)

あと20ツインパワーも非常に良いリールなんですが、4000XGの場合は260gと、セルテートLT5000D-CXHの250gよりも重いんですよね。

今の手持ちの18ストラディックSWに比べると軽くはなりつつも、せっかくこれから4000番買うならここは少し欲張りたいところです。

で、NewツインパワーXDはツインパワーと銘打たれてはいるもののクイックレスポンスシリーズですし、17モデル同様に無印ツインパワーより軽くしてくるだろうと私は勝手に予想しています。
4000番だとおそらくはセルテート対抗で同等の250g、もしくは245gというような形で若干でも下回ってくるのでは?と考えています。

ボディ設計は大きく変えられないでしょうから20ツインパワーのボディのままか、もしくはフルメタル化するのか…

でもボディがフルメタル化してローターも20ツインパワーのメタルローターのままだとすると、もはやそれステラやんって話にもなりますし、どこで重量削るんだ?という話にもなります。

今の状況からするとちゃぶ台返しのような形になるのでほとんど可能性は無いと思いますが、個人的にはXDに関してはフルメタルボディに19バンキッシュローターを採用するような形で、驚きや面白みはなくても全然良いので17ツインパワーXDからの正統進化的なモデルチェンジをしてほしいとは思っています。

ロングストロークスプールの実装
マイクロモジュールギアとサイレントドライブの実装
19バンキッシュローター
(可能であれば…)フルメタルボディ

17ツインパワーXDと比較して特段の面白みはないですが、コツコツとブラッシュアップするだけでみんな(私も)買うでしょうからシマノさん是非よろしくお願いします。

というか17ツインパワーXDの完成度が高すぎなんですよねぇ…

ツインパワーの耐久性にクイックレスポンス性を組み合わせるという、一歩間違えればすごく中途半端でどっちつかずになる可能性もあったコンセプトだと思います。

しかしシマノはそれを高い次元で融合させることに成功したんですよ。

耐久性は無印の15ツインパワーよりも高めつつ軽量化も同時に成し遂げた。
そしてCi4+の軽量マグナムライトローターの採用によって巻き慣性を低減させてクイックレスポンス性も取り入れるという、まさに完璧な良いとこ取りを成し遂げたわけです。

おかげで未だに新品価格も中古価格も値落ちしていないですし、3年落ちの機種が20モデルと真っ向勝負で比較されてるわけです。

そんな17ツインパワーXDはまさに名機と呼ばれるにふさわしい機種だと思いますが、その完成度の高さゆえにシマノは苦労している気もしますね。
(ストラディックも同様に完成度・コスパともに良すぎるせいでツインパワーはマトモに煽りを食らってると思いますし)

まあしかしできることをあえて温存したり先延ばししたりせずに、ユーザーの期待に応えようと常に全力投球している姿は好感が持てますね。

と、まあ最後急にシマノを持ち上げだしたのは特に意味はありません。

とりあえず締める

というわけでは、なんの答えも無いただの雑多な駄文になってしまいましたが、もしこれからソルトショア用のリール買おうかなと思っている方がもしいらっしゃるならば、番手は迷わず4000番を選びましょう。

その上でさらなる拘りや目的が見えてきた段階で3000番を買い足すでも良し5000番を買い足すでも良しです。

私のように無計画に欲しい物を買っていくと沼にハマってしまうというお話でした。

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