シーバスロッド最高峰!! Gクラフト MWS-972-TRの踏み込みレビュー

MWS-972-TRで釣ったシーバスインプレ

先日簡単なインプレを書いていたMWS-972-TRですが、その後フッコサイズではありますが実際にシーバスを掛けることができたのと、けっこう投げ込んできたので多少踏み込んだレビューをしたいと思います。

前回のインプレ記事はこちら

前回のインプレ記事ではスローテーパーは投げにくいと書いていたのですが、その後ルアーの重さを変えたりラインの太さを変えたところ劇的に投げやすく、そして飛ぶようになりました。

投げやすいルアー重量

まずルアー重量が前回は20g前後のミノーを投げていましたが、今回14g前後のミノーと鉄板バイブを投げてみたところ一気に高弾性・高反発ロッドらしいシャキッとしたキャストフィールになりました。

前回は投げるルアー重量が自分のスキルやロッド特性とマッチしていなかったというオチですね(笑)

一応このロッド記載のベスト重量はミノーで18g、バイブで17gとなっています。
20g前後でもなんら問題なく投げれます、が私の場合は20gより14gの方が圧倒的に投げやすかったです。

主に投げていたのはサイレントアサシン99f(14g)と邪道の冷音(14g)です。
その他、サイレントアサシン129F(22g)やジャンプライズのSURFACE WING120F(17g)なども投げていました。

ルアー重量的には17gのSURFACE WING120Fの方が推奨値に近いのですが、キャスト時の振り抜きやすさは14gのサイレントアサシン99fの方が良いかなと感じました。

まあしかしこのへんはルアーサイズの問題などもあるので一概には言えないかもしれません。

サイレントアサシン99fですと無風下では50m以上、同じく14gのメタルバイブの場合は60m以上はコンスタントに飛ばせている感覚で、SURFACE WING120Fの場合は40-50mという感じですね。

大規模河川の河口付近という飛距離が求められる環境ではアドバンテージになるなと思います。
さすがのENTOスペシャルです。

ラインの太さ

次にラインの太さについてですが、前回の記事の時は無精してライトショアジギング用のリールをそのまま使っていたのでPE1.5号にリーダー30lbでした。

ロッドの仕様はMAX1.2号までとなり、1.5号だと適正値を超えていたので今回は1.2号で投げてみましたが、正直ラインの太さに関してはあまり影響を感じませんでした。

私の場合はリーダーを1.5m程度にしているのでミノーを投げる時はどうしてもガイド内にノットを巻き込む形になってしまうのですが、ノットを巻き込むことでの抵抗などはPE1.2号でリーダー25lbに変えても変わらない印象です。

昨日予備スプールにPE0.8号を巻いてみたので、それにリーダー16lbを組み合わせてみて後日改めて試してみたいと考えています。

実際に魚を掛けてみた

レビューで偉そうに言えるほどのサイズでもないのですが、とりあえず40cm程度のフッコサイズを掛けることができました。

Gクラフト MWS-972-TRで釣ったシーバス

スローテーパーということもあり、この程度のサイズでも「曲げて獲る!」みたいなものを想像していたのですが全然そんなことありませんでした(笑)

フッコサイズ、しかも40cm程度だとほぼ水上スキー状態のゴリ巻きで瞬殺という感じです。
60cm超えてくると楽しめそうかな…という印象ですね。

あと感度的な面ではバリスティック102MHと比較して、MLパワーということもありMWS-972-TRの方が感度が高く感じます。

激流や潮の流れが強いところだと話は変わってきますが、河口付近などの流れの弱いエリアであればMLパワーの方がティップの柔軟性なども高く感度が適当だと思います。

今回は河口付近のシャローエリアでやっていて、時間帯によって流れが非常に弱いタイミングがあるのですが、そうした時に微妙な流れの変化を探りやすいです。

また、最近急激に気温が下がってきたこともあり、シーバスの活性も低くなっていてバイトもついばむようなものが多いのですが、軽くルアーを小突かれたりしたのも敏感に察知できます。
(フッキングには持ち込めないですけども…)

あと掛けてから軽いエラ洗いによるバラしも一度発生しています。

その時はバイトがかなり弱く、ゴミが引っかかった?と思ったら魚だったという感じで、私が気づくのが遅れてフッキングが弱かったのが一番の原因だと考えていますが、いわゆるオートフッキングのようなティップの反発は無いかなと思います。

ティップはあくまでも適度に柔軟性があり適度に反発するという印象で、オートフッキングよろしくなビンビンなティップという感じではないです。

そのティップの柔軟性のお陰である程度小さな魚でも獲れることもあると思うので、私としては適度なティップ弾性だと感じています。

またバリスティック102MHではトルザイトリング特有の糸鳴りが激しいのですが、MWS-972-TRは同じトルザイトリング仕様ですがなぜか気になりません。

現時点までの総評

・ソリッドかつ無骨なデザインが非常にカッコいい(個人的に)
・ルアー重量を合わせれば飛距離は十分過ぎるほど出せる
・バットパワーに余裕があるがティップは柔軟で感度も高い
・Gクラフトというブランドによる満足度

以上を考慮してインプレ〜レビューまでの総評として非常に良いロッドだと思います。

9.7ftというレングスにMLパワーということで、湾岸エリアでは汎用性が高くオールマイティに使えます。

まだ短期間ではありますが、このロッドでは私の場合は8cm〜12cmまでの14g前後のミノーや同じく14g前後のメタルバイブなどをメインに使うべきだと考えています。

また繰り返しですが無骨で飾り気の無いデザインが良いですね!(個人的に)

今後使い込んでいく内に多少傷もついてしまうと思いますが、そういうのも含めて愛着が増していくロッドだと思います。
キレイキレイに使うロッドではなくガシガシ使っていくべきロッドかなと。

レングス違いで他にもGクラロッドを買ってみたいと思わせてくれました。

ということでMWS-972-TRはさすが名竿と呼ばれるだけある良いロッドで大満足です。

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