陸シーバス用最強リール!? 17ツインパワーXD C3000XGを使ってみた

17ツインパワーXDインプレ

最近シーバス釣りを始めたことをきっかけに17ツインパワーXD C3000を購入しました。

この17ツインパワーXDシリーズは耐久性重視のフルメタルの15ツインパワーボディに、軽快軽量なCi4+製マグナムライトローターを組み合わせてクイックレスポンスシリーズとするという良いとこどりなシリーズなわけですが、その優れたコンセプトから発売開始から3年以上経過した現在でも根強い人気を誇る名機となっています。

今さらではありますがそんな17ツインパワーXD C3000XGを購入して実際にシーバス釣りに使ってみたので、この記事では外観インプレから実際に使ってみた印象や巻き心地などをレビューします。

17ツインパワーXDの基本スペック

まずは17ツインパワーXDシリーズの基本スペックの紹介です。

17ツインパワーXDシリーズスペック一覧
17ツインパワーXDシリーズスペック一覧

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このスペックを見る限り、各番手ともに2020年現在の最新機種と比較すると特別軽量なわけでもありませんが、17ツインパワーXDのC3000HGは235gとなっており、15ツインパワーのC3000HGの重量は245gとなるため、同じ番手で比較すると10g軽量化されています。

番手ごとの用途としてはC3000番はシーバスや大型トラウトなど、4000番はサーフに最適な番手でライトショアジギングにも使えますね。

5000番もコンパクトボディでボディ自体は4000番と同じなので、ライトショアジギングや磯でのヒラスズキなどに良さそうです。

冒頭でも書いている通り、17ツインパワーXDというシリーズは耐久性重視であるコアソリッドシリーズの15ツインパワーのフルメタルボディをベースに、軽量なCi4+製マグナムライトローターを組み合わせることで、タフさと軽快さを併せ持つハイブリッドなクイックレスポンスシリーズとなります。

本来クイックレスポンスシリーズというのはバンキッシュを筆頭にストラディックCi4+や現行モデルだとVanfordなど、Ci4+素材のボディを用いた軽量特化型の機種がシリーズ機種となります。

それに対してステラを筆頭にツインパワーやストラディックが耐久性重視のコアソリッドシリーズとなっています。

この17ツインパワーXDシリーズはクイックレスポンスシリーズと謳われてはいますが、ベースはコアソリッドシリーズのツインパワーとなっているため、その両方の特性を持っていることになります。

で、そんな17ツインパワーXDではありますが、15ツインパワーに比べると17ツインパワーXDは全番手において軽量化させつつも耐久性は向上させているとのこと。

具体的には、防水機能が15ツインパワーではコアプロテクトという機構だったのが、17ツインパワーXDではXプロテクトという非接触型の新型の防水機構を搭載していて防水性能が向上しています。

Xプロテクトイメージ図
Xプロテクトイメージ図 公式サイトより

このXプロテクトという機構は2020年現在の最新機種にも搭載されている現行の防水機能となります。

またドラグワッシャーにもカーボンクロスワッシャーが搭載されています。

カーボンワッシャーは今までだと5000番以上などの大型番手のみに搭載されるのが一般的でしたが、17ツインパワーXDでは全番手に搭載されています。

正直C3000番クラスでカーボンワッシャーなんて必要ないだろ…とは思いますが(笑)

今回購入した番手

と、まあそんな17ツインパワーXDではありますが、今回私が購入したのはC3000XGとなります。

シーバス用として考えるならばC3000番台もしくは4000XGどちらも選択肢に入るとは思いますが、今回はMLパワーのシーバスロッドと組み合わせることをメインに考えていたので、軽量なC3000XGにしました。

M〜MHパワーのロッドと合わせる場合は4000XGの方がバランスが良いかもしれませんので、そこはロッドのパワーや重量バランスを見ながら選べばいいかと思います。

また、C3000番の場合はHGとXGがあるのでどっちを選ぶか?という問題もありますが、私的にはC3000番台程度であればXGだとしてもジギングでもしない限り巻きが重くて大変となることもないでしょうし、スローで巻きたい場合があったとしてもXGとHGでは1回転毎の巻上げ量は5cmしか変わらないので、つぶしが効くであろうXGを選びました。

とはいえシーバスの場合であればHGとXGに関しては好みでどちらを選んでも良いかと思います。

外観インプレ

ということで17ツインパワーXDの外観周りを見ていきましょう。

17ツインパワーXDサイズ感

C3000XGの場合、ボディは2500番ボディとなるためコンパクトです。

シマノ公式17ツインパワーXDイメージ
シマノ公式17ツインパワーXDイメージ

シマノの公式画像だとこんな感じでかなり青っぽいイメージですが、実物はけっこう黒いです。

あとスプール内がシルバーなのでラインを巻いていないとリール全体が明るく見えますが、ラインを巻くと印象が変わるというのもあると思います。

17ツインパワーXDのマグナムライトローター
17ツインパワーXDのマグナムライトローター

クイックレスポンスシリーズの代名詞とも言えるCi4+製のマグナムライトローターです。

正面から見た17ツインパワーXDのマグナムライトローター
正面から見た17ツインパワーXDのマグナムライトローター

正面から見るとローターが左右非対称となっていて、慣性を低減させる形状となっています。

17ツインパワーXDのチタンベール
17ツインパワーXDのチタンベール

ベールの素材はチタンになっています。

15ツインパワーのベールはおそらくステンレス製ですが、軽量化を狙ってチタン化しているのでしょう。

ストラディックCi4+のベールも同じくワンピース型のチタンベールですので、バンキッシュも含めてクイックレスポンスシリーズには同じチタンベールが採用されていると思われます。

17ツインパワーXD C3000XGハンドルノブ
17ツインパワーXD C3000XGのハンドルノブ

ハンドルノブはEVA製のパワーハンドルノブSサイズが純正で付いています。

こんな小さな番手にもEVA製のパワーハンドルノブが純正採用されているのは非常に素晴らしいですね。

ただ個人的にはこのシェイプされていってる形状が若干摘み辛く…別で記事も書いていますがハンドルノブを交換したりしています。

ハンドルノブ交換の記事はこちら

17ツインパワーXD、18ストラディックSW、19セルテート
サイズ感比較

18ストラディック4000XG、19セルテートLT5000D-XHと並べるとサイズ感はこんな感じです。

17ツインパワーXDは7ft前後のボートシーバスロッドや9ft前後のML程度のシーバスロッドに組み合わせると最適なサイズ感・重量だと思います。

しかし10ftを超えるような長尺ロッドやMH程度のパワーのロッドと組み合わせる場合は重量的にも先重りなど発生してくると思うので、その場合はリールのパワー的にも4000XGがベストだと思います。

MWS-972-TRリール装着イメージ
GクラフトMWS-972-TRに装着してみた

ということで外観に関しては、私的にではありますがかなりカッコいいと思います。

15ツインパワーに比べるとかなりスポーティー?な印象で、黒っぽいカラーリングも多くのシーバスロッドとマッチすると思います。

実際に使ってみて

で、実際に使ってみてどうなのよ?という部分です。

まず巻き心地に関してですが、正直なところ購入してすぐ回してみた印象は「うーん…まあこんなもんか」という良くも悪くも想像の範囲内という程度でした。

もちろん巻き出しや巻き出した後の回転は非常に軽く、マグナムライトローターのおかげでローターの回転慣性が非常に低いのでストップアンドゴーが非常にやりやすい!という点はあります。

しかし回転の質感としては別にしっとりやヌルヌルした感じも特になく、19セルテートと比べると「THE普通」って感じでした。

と、思っていたのですが…!その後何度かシーバス釣りで一日中使ったりしていると本気を出してきましたね。コイツは。

購入当初よりどんどん回転が軽くなってきました。

そして回転が軽くなるにつれてどんどん回転の質感も良くなってきたのです。

「回転が軽くなってきた」というのは購入当初はグリスが馴染んでいなかったり、もしくは余分なグリスが飛ぶことによってギアの抵抗が少なくなって軽くなるってことで理解できるんですけど、回転もどんどんスルスルと滑らかになってきてるんですよ。

言葉で表現するのは難しいですが、最初は「シャーシャー」といたって普通の巻き心地だったのが、その後「スルスルスル」という感じになってきて、さらに今は「……(ほぼ無音でノイズが無い)」みたいな感じです。

ノイズ感がほとんどなく、巻いている感覚が非常に薄いという感じですかね…?

決して感度が悪いとかそういう話ではなく「よっしゃ!リールを巻くぜ!」もしくは「おれは今リールを巻いてるぜ!」みたいな意識をしなくとも知らない内に巻けてるって感じです。

しかもそれに加えて巻き出しや回転も非常に軽くストップアンドゴーもしやすい、ということで少し使い込むことで完全に神リール化しました。

これおそらく店頭で回すだけだと分からない部分だと思います。

巻き上げのパワーに関しては私はまだこのリールでは40cm程度のフッコサイズのシーバスしか釣っていないので偉そうに書けませんが、とはいえ40cmのフッコを釣った時はなにも問題はありませんでした。

多少流れが強い場所で20g程度のミノーや25g程度のバイブも使ったりしていますが、巻き上げ時になにか不満を感じることもありません。

またカーボンワッシャの特徴かもしれませんが、ドラグを締めるとカチッと締まって滑りません。

ダイワのATDの場合はけっこう締めていても負荷が掛かった瞬間は「ずるっ」と出ますが、17ツインパワーXDのドラグは締めれば締めただけガチッと効く印象です。

これはATDにしても17ツインパワーXDにしてもどちらも良し悪しがあると思いますが、17ツインパワーXDのドラグの方が自分の感覚通りのドラグ設定になるという印象です。

ですので、きちんとドラグ調整しておけば想定通りに動いてくれるという安心感がありますが、なにかの拍子にドラグを締めすぎてしまったりしていると、魚が掛かった瞬間にラインが切られる可能性もありえると思います。

まあドラグくらいちゃんと管理せい!って話ではあります。

あと細かい部分ですとベールの開閉もカチッカチッと良い音をしながら動いてくれるので質感が高く、キャスト時にベールが落ちてくるような不安感もありません。

ボディの剛性的な部分に関してはシーバスに使う程度であれば過剰なレベルの剛性があると思います。

リールフットからボディからローターまで、カチッとした剛性を感じます。

ローターは樹脂製ではありますが、ベースとなるボディ部分の剛性が非常に強いため、ローターのたわみや剛性不足を感じることも特にありません。

間違って中型の青物クラスが掛かってしまうとどうかな…とは思いますが、カーボンワッシャのおかげでドラグ強度も高いため、2kg程度までの小型の青物であれば多少時間を掛けて丁寧に対応すれば問題なく上げられると思います。

とはいえあくまでC3000番というサイズな訳で、常用で青物狙いやライトショアジギング用に使うのは適性外のサイズになるので、そうした用途の場合は下手なことを考えず4000XGを使いましょう(笑)

総評

というわけで長々と書かせてもらいましたが、17ツインパワーXD C3000XGについてまとめるとこんな感じです。

  • 外観・デザインが格好良い(個人的に)
  • シーバス用にベストなサイズ・重量
  • 回転がとにかく軽くノイズも非常に少ない
  • ストップアンドゴーがしやすくミノーイングにベストマッチ
  • ドラグはカチッと効く印象で安心感がある
  • 剛性は過剰と感じるほどで文句なし

結論として、今回シーバス用に17ツインパワーXD C3000XGを購入しましたが、これめちゃくちゃ良いリールです。

強いて気になるところを挙げるとすればハンドルノブの形状と、あとC3000番でも糸巻き量が多すぎるやろってくらいですかね。

とはいえ糸巻き量についてはシマノ純正のエコノマイザーを使えば400円くらいで解決できる話ではありますし、ハンドルノブも気になる方は好きなハンドルノブに交換してねっていうだけの話なので、特に問題になる点ではないと思います。

他の記事でも書いている通り、私は現在4000番リールをどうするか…と悩んでいる身なのですがちょっとツインパワーXDの4000XGも…と誘惑があるレベルで良いリールです。

このツインパワーXDのコンセプトはタフさと軽快さの両立という、一見すると良いとこどりなコンセプトに見えますが、これは一歩間違えるとどっちつかずな中途半端な機種になってしまう可能性があるんですよね。

しかしさすがのシマノです。タフさと軽快さという相反する要素を高い次元で融合させるということを成し遂げています。

そうした意味でもこれは間違いなく素晴らしい機種です。

後継モデルは出ないかも?とも噂されていますが、個人的には後継モデルの発表を期待したいです。

とはいえ現実問題として17ツインパワーXDの出来が良すぎるのと、すでに各機種の軽量化が進化し過ぎていたりと、現在の市場環境的にユーザーの期待に応えられる新XDを出すのは相当なハードルの高さだと思います。

20ツインパワーはステラと同様の金属ローター搭載が売りですし、その20ツインパワーをベースにローターを樹脂製にしてしまうとデチューンみたいになってしまいそうな気もします(それってストラディックでは…?みたいな)

ま、どういう形であれ新型ツインパワーXDが発表されたら即買いますので、シマノさんよろしくお願いします!

というわけで17ツインパワーXD C3000XGのレビューでした。

もしシーバス用や大型トラウト用に悩まれている方がいれば間違いなくおすすめできるリールですので参考になれば。

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