【初めてのSWリール】15ソルティガ5000Hの購入直後インプレ

15ソルティガ5000Hインプレ

以前に本格的に磯釣り(ロックショア)を始めたいけどロッドやリールどうしましょうかね?という記事を書いていましたが、とりあえずリールを購入しました!

今回の記事はその購入直後のインプレ記事になります。

前回までの記事はこちら

購入したリールと購入経緯

今回購入したリールは記事タイトルにもあるように以前に購入するリールを考える記事でも言及していた15ソルティガになります。

番手はPE5号を300m巻くことができるハイギアの5000Hとなります。

もともと21ツインパワーSWか15ソルティガで悩みつつも、予算が許すならば順当に考えれば最新機種である21ツインパワーSWを買うのが間違いないと考えていました。

で、そんな中で何気なくヤフオクを眺めていたら美品の15ソルティガ5000Hが5万円程度で出ており、これは…まさか…などとブツブツ言いながら、ハッと気づくといつの間にか入札してしまっており、かつなぜかそのまま落札できてしまうという事故が発生してしまい、その2日後には15ソルティガが我が家に届くという事態が発生しました。

とまあそんな経緯で購入したのですが、とはいえ購入直後は21ツインパワーSWで相場的には6万円ちょいという状況下でハイエンドと言えども6年前の機種を5万ちょいで購入するというのはやっちまったか…?という考えも頭をよぎりましたが、実際に家に届くと完全にそんな考えは吹き飛びました。

そのあたりの理由は後述していきます。

15ソルティガ5000Hのスペック

ということで今回購入した機種は15ソルティガ5000Hとなります。

ダイワのSWリールの中でもハイエンドシリーズ「ソルティガ」

このソルティガシリーズはスピニングだけでなくオフショア用としてベイトリールでも出ています。

ベイトリールでもハイエンド機種となっており、ソルティガはいわばスピニング・ベイトどちらでも、ショア・オフショア問わず過酷な環境での釣りにおけるダイワのハイエンドポジションの機種となっています。

スピニングに関しては2020年にモデルチェンジして20ソルティガが最新モデルとなっています。

20ソルティガからは現行の19セルテート(SWではない無印)から始まっているモノコック構造が取り入れられていますが、15ソルティガにはモノコック構造は取り入れられていません。

ということで今回購入した15ソルティガのスペックは下記となります。

番手巻取り長
(cm/1回転)
自重
(g)
標準巻糸量
PE 号-m
最大ドラグ力
(kg)
ベアリング
(ボール/ローラー)
ハンドルアーム
(mm)
4500H1106103-400
4-300
5-240
1513/175
5000H1216254-400
5-300
6-250
1513/175
15ソルティガスペック参考

一応比較用として4500Hのスペックも記載しています。

ダイワの旧番手となりますが、5000番が現行番手では10000番相当、4500番が8000番相当となります。

ハイエンドらしくボールベアリングの数は多く、自重は13ステラSWに比べて軽くなっています。

この軽量性の要因はローター素材が金属ではなくカーボン素材のZAIONとなっていることが主な要因かと思います。

そのため巻き出しも軽く、慣性が弱まるためストップアンドゴーなどはしやすいという点が特徴かと思います。

このZAIONローターについてはイグジストをはじめ、19セルテート、21セルテートSWなど他機種にも踏襲されていっていましたが、2020年にモデルチェンジしたソルティガのローターはアルミ製に変更されています。

最新の20ソルティガでそれまで使われていたZAIONローターからアルミローターに変更されている理由は分かりませんが、モノコック化されたことによってボディ剛性が上がったため、ローターも剛性を合わせるために金属ローター化したとかですかね?(モノコック構造になってボディ側は軽量化できているしローターを金属化してもトータルでの重量的な不利を相殺できる的な?分かりませんが)

ま、今回の記事で20ソルティガはどうでもいいんですよ。大事なのは15ソルティガです。

外観インプレ

ということで外観を見ていきましょう。

15ソルティガ5000H
15ソルティガ5000H外観

今回購入したのは中古美品となるため目立つ傷なども無く、6年前の機種とは思えない綺麗な状態でした。

この機種の素敵なところはなんといってもこの青と黒のカラーリングですね。

現行のソルティガではスピニングもベイトも濃い紺色となってしまっていますが、個人的にはソルティガのブランドカラーは↑のような青というイメージが強いです。

そしてこのカラーリングと相まってのメカメカしい感じ。

なんというかカクカクしているデザインと曲線が入り混じっている感じが最高です。

以前の記事でも書いていますが個人的にはなんとなくガンダムなどのロボット的な雰囲気を連想させます。

15ソルティガ5000H側面
15ソルティガ5000H側面

側面から見るとこんな感じです。

ローターはZAION製、ボディは金属製となっています。

ハンドルレバーやハンドルキャップの部分はボディの色とは少し違ったガンメタっぽい色になっていて、これもカッコいいです。

15ソルティガ5000Hドラグキャップ
15ソルティガ5000Hドラグキャップ

上から見るとこんな感じで、ベールアームはシマノに比べて太いです。

これはこの機種だけでなく他の機種でも同じ傾向ですね。

ドラグキャップ部分も無駄な装飾は無く、無骨?というかメカっぽい感じで統一されていて素敵です。

スプール上部の金属削り出し感のある銀のプレートもメカっぽさを演出していて良いですね。

15ソルティガ5000Hラインローラー
15ソルティガ5000Hラインローラー部分

ラインローラー部分はこんな感じで、内部のベアリングはマグシールドとなっています。

正直このマグシールドというのはセルフメンテができないので不便さを感じるところなのですが、調べた限り、ラインローラー部分でそこまでトラブルが起きているというのも無さそうなので、あとは信じるしかないって感じですね…(13ステラSWはラインローラー部分の塩ガミトラブルがめちゃくちゃ多かったようで、19ステラSWで改善されている)

15ソルティガ5000Hハンドル部分
15ソルティガ5000Hハンドル部分

ハンドル部分はレバーはガンメタ、ノブ部分は青とガンメタという組み合わせとなっています。

これもかっちょええなぁ。

レバーは先端側にいくにつれて細くなっていく形状で、見た感じ少し華奢な印象です。

15ソルティガ5000Hスプール
15ソルティガ5000Hスプール

スプールの内側はこんな感じで前面が青になっています。

スプール金属の厚みはしっかりとある感じで、最近のSW機種ではない汎用機種では軽量化のためにスプールの肉厚もかなり限界まで削ってきている機種が多いですが、それとは相容れない感じですね。

15ソルティガ5000Hドラグ部分
15ソルティガ5000Hドラグ部分

ドラブキャップを外すとこんな感じです。

セラミックぽい雰囲気の上部カバーがありますね。これ素材はなんなんだろうか?

内部は今では当たり前に搭載されているATDドラグワッシャーが入っております。

15ソルティガ5000Hドラグキャップ裏面
15ソルティガ5000Hドラグキャップ裏面

ドラグキャップ裏面はこんな感じで、防水のパッキンが全周を囲っています。

15ソルティガ5000Hスプール外した図
15ソルティガ5000Hスプールを外した図

スプールを外した状態ですが、金属感強くてカッコいいです。

最近の機種ではけっこう付いている?気がする排水用の穴などは特に見当たりません。

釣行後にここに海水溜まったままだと腐食とかしそうで少し不安なので、しっかり水洗いしないといけないですね。(これは別に機種関係なくやらないと駄目ですが)

と、まあバラバラと画像を貼り付けていますが、外観を見て言えるのは「とにかくカッコいい」ってことですね。

デザインもカラーリングも最高。

現行の20ソルティガもカッコいいですが、ステラのようにお上品な感じになってしまった感じがしていまして、色黒短髪(もしくはツーブロック)でヒゲとか生やしちゃってバレンシアガの財布とか持ってる金持ちのおっさんが「ガハハ!これええで!」とか言いながら船乗って豪快な使い方をしてそうな印象で…(めちゃくちゃ勝手な偏見ですが)

それに対して私のような大して日焼けもしてなくて金も無い人間で船にも乗らず、磯で使うには20ソルティガはなんとなく気を使ってしまいそうな気がします。

それに対して15ソルティガはショア・オフショア問わず、海でガシガシ使う道具感が強く、多少傷が入っていてもそれはそれでヨシ!な雰囲気があってとても良いと思います。

実際に触ってみて

で、実際に触ってみてどうか?という点です。

まだ実釣はまだできていないので、家の中で触ってみた印象と、ラインを巻いてみた時の感覚でしかありませんが、まず最初に感じたのは重いってことです。

が、これは今までSW機種のリールを使ったことがなく、使ってきた中で最も重いリールでも19セルテートの295gとなるので、いきなり倍以上の重さの625gのリール持ったらそりゃそう感じるわなという当たり前の感覚でしかありません。

で、巻き上げのパワーと剛性感ですが、これもまた当たり前に「すげえ…」という感想です。

新しいライン(PE5号)を巻く際に、糸巻き機を使ってけっこう負荷を強めにして巻いていましたが、ゴリゴリ巻いていける感じはさすがです。

ハンドルレバーも長いので、それも相まって力が伝達しやすいというのもありそうです。

巻きの滑らかさに関しては特に可もなく不可もなくという感じで、まあSW機種なので滑らかさよりも耐久性やパワーの方が重要でしょうし、そこは特に期待もしていないという感じですが、とはいえ大きなギアを回しているようなメカニカルな感触はなく、スルスルとノイズ感も無く回っている感触で、決して滑らかでないというわけでもありません。(いわゆるヌルヌル感みたいなのは無いです)

ハンドルノブは金属製なので少し滑りやすい印象ですが、サイズは自分にとって丁度いいサイズ感で握りやすく、いざという時に力を込めやすいと思います。

ドラグノブは正直握りづらく、素手だと問題ないですがグローブ付けていると握りづらさを感じるので、いざという時、咄嗟にドラグ調整したい!となった場合に一瞬対応が遅れるなどはあるかもしれません。

ドラグ音は控えめな感じで、個人的にはここはもう少し爆音でも良かった気がしています。

耐久性などは今後使っていって…というところですが、色々と使っている方のレビューを見る限り、耐久性はめちゃくちゃある!という評価が多いようですし、まあ型落ちとはいえ1個前のハイエンド機種として評判も良い機種なので特段心配していません。

現時点での総評

と、まあそんな感じで初めてのSWリールということもあり重たい(当たり前)けども、とにかくデザインやカラーリングが気に入っております。

この記事の冒頭でも、購入前は最新機種である21ツインパワーSWなどを購入するのが性能面では間違いないと考えていたと書いていましたが、まあそれは今でも間違いないと思います。

もちろん予算の兼ね合いもあるのですが、今回購入した15ソルティガであれば、もう少し出せば21ツインパワーSWも21セルテートSWも買えますからね。

そう考えると性能対価格という意味では間違いなく21ツインパワーSWや21セルテートSWに軍配は上がるでしょう。

しかしながら前回の記事でも書いたように、磯という過酷な環境で使う道具に対しては性能やコスパだけでなく「それを使う理由」みたいなものがあった方が愛着が湧くかなとも思います。

この理由は決して合理的でなくとも、その人の価値観のようなものが反映されていれば良いのかもしれません。

そうした意味では、6年前の型落ち機種で、最新機種と比較しても価格的な優位性も無いリールではありますが、このメカメカしいデザインとカラーリングの15ソルティガは「こいつを使いたい」と思わせてくれたのでヨシとしましょう。

という感じでまずはファーストインプレッションまでとなりますが、今後実釣レビューも上げていきますのでお待ちくださいませ。

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